ベテランのプログラマーは、加齢による能力の低下に注意を要します。従来であれば短時間で済んだプログラミングの仕事に手間取り、残業が増えたと感じるのであれば、開発能力が低下しているかもしれません。

定年が近いベテランエンジニアの能力が低下する理由としては、加齢による記憶力や判断力の低下が考えられます。歳を重ねるにつれて記憶やとっさの判断の面で衰えを感じる事は珍しくありません。その影響が仕事にもおよび、残業が増えている可能性はあります。

またその他の理由として、業界の変化についていけず新しい開発技術を見逃している点も理由の一つと考えられます。ソフトウェア開発の業界では年々新しい技術が登場し、開発効率が昔に比べてアップしている場合もあります。業界の早い変化に追随し常に新しい開発技術を吸収していないと、新技術を積極的に取り入れている他のエンジニアに比べて仕事の効率が落ちるでしょう。

そこで年配のプログラマーが定年まで勤め続けるためには、能力の低下を防ぐ手立てを必要とします。肉体の衰えにより記憶力や判断力が低下するのは仕方ありません。しかしプログラミングの仕事は経験でカバーできる部分も多いです。また新しい技術を積極的に取り入れるように日頃から心掛け、IT業界内での最新技術の情報収集に力を入れるのも大切です。各種の能力低下を予防する対策を取るにつれて作業効率がアップして仕事が短時間で終わるようになり、残業が少なくなるでしょう。